Citrix ADC

同期の設定

同期は、セカンダリノード上のプライマリノードの構成を複製するプロセスです。同期の目的は、発生したフェイルオーバーの数に関係なく、プライマリノードとセカンダリノード間の構成情報が失われないようにすることです。同期ではポート 3010 が使用されます。

同期は、次のいずれかの状況によってトリガーされます。

  • HA セットアップのセカンダリノードは、再起動後に起動します。
  • プライマリノードは、フェールオーバー後にセカンダリになります。

自動同期はデフォルトで有効になっています。同期を強制することもできます。

同期の無効化または有効化

自動 HA 同期は、HA ペアの各ノードでデフォルトで有効になっています。どちらのノードでも有効または無効にできます。

コマンドラインインターフェイスを使用して自動同期を無効または有効にするには

コマンドプロンプトで入力します。

  • set HA node -haSync DISABLED
  • set HA node -haSync ENABLED

GUI を使用して同期を無効または有効にするには

  1. [System]>[High Availability]に移動します。
  2. [HA 同期] で、[セカンダリノードがプライマリから構成をフェッチする] オプションをオフまたは選択します。

セカンダリノードとプライマリノードとの同期を強制する

Citrix ADCは、自動同期に加えて、強制同期もサポートしています。プライマリノードまたはセカンダリノードのいずれかから同期を強制できます。セカンダリノードからの同期を強制すると、プライマリノードとの構成の同期が開始されます。

ただし、同期がすでに進行中の場合、強制同期は失敗し、警告が表示されます。強制同期は、次のいずれかの状況でも失敗します。

  • スタンドアロンシステム上で同期を強制します。
  • セカンダリノードは無効です。
  • HA 同期は、セカンダリノードで無効になっています。

コマンドラインインターフェイスを使用して同期を強制するには

コマンドプロンプトで入力します。

force HA sync

GUI を使用して同期を強制するには

  1. [System]>[High Availability]に移動します。
  2. [ノード] タブの [操作] ボックスの一覧で、[同期の強制] をクリックします。
同期の設定