Azure VMwareソリューションでスタンドアロンのCitrix ADC VPXインスタンスを構成する

May 12, 2023

寄稿者:

インターネット向けアプリケーション用のAzure VMwareソリューション（AVS）上のNetScaler VPXスタンドアロンインスタンスを構成できます。

次の図は、Azure VMwareソリューション上のNetScaler VPXスタンドアロンインスタンスを示しています。クライアントは、AVS内のNetScalerの仮想IP（VIP）アドレスに接続することでAVSサービスにアクセスできます。これを実現するには、NetScalerロードバランサーまたはAzureロードバランサーインスタンスをAVSの外部で同じAzure仮想ネットワーク内にプロビジョニングします。AVSサービス内のNetScaler VPXインスタンスのVIPにアクセスするようにロードバランサーを構成します。

AVS への VPX スタンドアロン展開

前提条件

仮想アプライアンスのインストールを開始する前に、次の Azure の前提条件をお読みください。

Azure VMware ソリューションとその前提条件の詳細については、Azure VMware ソリューションのドキュメントを参照してください。
Azure VMware ソリューションのデプロイの詳細については、「AzureVMware ソリューションのプライベートクラウドをデプロイする」を参照してください。
Azure VMware ソリューションにアクセスして管理するための Windows ジャンプボックス仮想マシンの作成の詳細については、「Azure VMware ソリューションのプライベートクラウドへのアクセス」を参照してください。
Windowsジャンプボックス仮想マシンで、NetScaler VPXアプライアンスセットアップファイルをダウンロードします。
仮想マシンが接続する VMware SDDC 上に、適切な NSX-T ネットワークセグメントを作成します。詳細については、「Azure VMware ソリューションでのネットワークセグメントの追加」を参照してください。
NetScalerVPXインスタンスをVMwareクラウドにインストールする方法の詳細については、「VMwareクラウドにNetScaler VPXインスタンスをインストールする」を参照してください。

NetScalerロードバランサーを使用してAVS上のNetScaler VPXスタンドアロンインスタンスを構成します

次の手順に従って、NetScalerロードバランサーを使用するインターネット向けアプリケーション用にAVS上のNetScaler VPXスタンドアロンインスタンスを構成します。

NetScalerVPXインスタンスをAzureクラウドにデプロイします。詳しくは、「NetScalerVPXスタンドアロンインスタンスの構成」を参照してください。

注：

Azure VMware Cloud と同じ仮想ネットワークにデプロイされていることを確認します。
AVSにデプロイされたNetScaler VPXのVIPアドレスにアクセスするようにNetScaler VPXインスタンスを構成します。
1. 負荷分散仮想サーバーを追加します。
```
add lb vserver   [] [] 
```
  例：
```
add lb vserver lb1 HTTPS 172.31.0.6 443 
```
2. AVSにデプロイされたNetScaler VPX IPに接続するサービスを追加します。
```
add service     
```
  例：
```
add service webserver1 192.168.4.10 HTTP 80 
```
3. サービスを負荷分散仮想サーバーにバインドします。
```
bind lb vserver   
```
  例：
```
bind lb vserver lb1 webserver1 
```

Azureロードバランサーを使用してAVS上のNetScaler VPXスタンドアロンインスタンスを構成する

以下の手順に従って、Azureロードバランサーを使用するインターネット向けアプリケーション用にAVS上のNetScaler VPXスタンドアロンインスタンスを構成します。

Azure クラウドで Azure ロードバランサーインスタンスを構成します。詳しくは、ロードバランサーの作成に関する Azure ドキュメントを参照してください。
AVSにデプロイされているNetScaler VPXインスタンスのVIPアドレスをバックエンドプールに追加します。
次の Azure コマンドは、1 つのバックエンド IP アドレスを負荷分散バックエンドアドレスプールに追加します。
```
az network lb address-pool address add --resource-group  --lb-name  --pool-name  --vnet  --name  --ip-address  
```
注：

Azure ロードバランサーが Azure VMware クラウドと同じ仮想ネットワークにデプロイされていることを確認します。

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