Citrix ADC

回復力のあるllb展開シナリオ

次の図には,30.30.30.0と30.30.31.0という2つのネットワークがあります。リンク負荷分散は,宛先IPアドレスに基づいて設定されます。2つのルートは,それぞれゲートウェイRouter1-vipおよびRouter2-vipを使用して設定されます。Router1-vipは,Router2-vipのバックアップとして構成されています。宛先IPが30.30.30.30として指定されたすべてのトラフィックは,Router1-vipを介して送信され,宛先IPが30.30.31.31として指定されたトラフィックは,Router2-vipを介して送信されます。

図1:耐障害性LLB展開セットアップ

llb展開のセットアップ

注:ISPがIPv6アドレスを提供している場合は,IPv4サービスを前の図のIPv6サービスに置き換えます。

ただし,いずれかのゲートウェイ(Router1-vipまたはRouter2-vip)がdownの場合,トラフィックはバックアップルータを経由してルーティングされます。次の図では,isp1のRouter1-vipが下来であるため,宛先IPが30.30.30.30として指定されたすべてのトラフィックもISP2経由で送信されます。

図2:耐障害性LLB展開シナリオ

llb展開シナリオ

注:ISPがIPv6アドレスを提供している場合は,IPv4サービスを前の図のIPv6サービスに置き換えます。

回復力のあるllb展開シナリオ