Citrix ADC

リダイレクションモードを構成する

リダイレクションモードは,着信トラフィックを転送する場所を決定するために仮想サーバが使用する方式を構成します。Citrix ADCアプライアンスは,次のリダイレクトモードをサポートしています。要求をサーバーに転送する前に,リダイレクトモードは次のように機能します。

  • IPベースの転送(デフォルト):宛先IPアドレスがサーバーのIPアドレスに変更されます。
  • MACベースの転送:宛先MACアドレスがサーバのMACアドレスに変更されます。ただし,宛先IPアドレスは変更されません。MACベースのリダイレクションモードは,主にファイアウォール負荷分散展開で使用されます。
  • IPトンネルベース:IP-in-IPカプセル化は,クライアントIPパケットに対して実行されます。外部IPヘッダーでは,宛先IPアドレスはサーバのIPアドレスに設定され,送信元IPアドレスはサブネットIP(剪)に設定されます。クライアントIPパケットは変更されません。これは,IPv4パケットとIPv6パケットの両方に適用できます。
  • TOS IDベース:仮想サーバのTOS IDはIPヘッダーのTOSフィールドにエンコードされます。

IP隧道またはTOSオプションのいずれかを使用して,ダイレクトサーバリターン(域)を実装できます。詳細については,次を参照してください。

安全域トポロジ,リンク負荷分散,またはファイアウォール負荷分散を使用するネットワーク上で,MACベースの転送を構成できます。負荷分散のためのMACベースの転送の詳細については,負荷分散構成用のMBFの構成を参照してください

Cliを使用してリダイレクションモードを設定するには

コマンドプロンプトで入力します。

设置lb vserver  -m  

例:

设置lb vserver vserver - lb -1 -m MAC 

- m MACオプションが有効になっている仮想サーバーにバインドされているサービスの場合は,非ユーザーモニターをバインドする必要があります。

GUIを使用してリダイレクションモードを構成するには

  1. 流量管理>负载均衡>虚拟服务器に移動します。
  2. 仮想サーバーを開き,リダイレクトモードを選択します。
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