Citrix ADC

トラブルシューティング

構成後にSSL機能が期待どおりに動作しない場合は,一般的なツールを使用してCitrix ADCリソースにアクセスし,問題を診断できます。

トラブルシューティングのリソース

最良の結果を得るには,次のリソースを使用して,Citrix ADCアプライアンスでのSSL問題のトラブルシューティングを行います。

  • 関連するns.logファイル
  • 最新のns.confファイル
  • メッセージファイル
  • 関連newnslogファイル
  • トレースファイル
  • 可能であれば,証明書ファイルのコピー
  • 可能であれば,キーファイルのコピー
  • エラーメッセージ(存在する場合)

これらのリソースに加えて,Citrix ADCトレースファイル用にカスタマイズしたWiresharkアプリケーションを使用して,トラブルシューティングを迅速に行うことができます。

SSLの問題のトラブルシューティング

SSLの問題のトラブルシューティングを行うには,次の手順を実行します。

  • Citrix ADCアプライアンスにSSLオフロードと負荷分散のライセンスが付与されていることを確認します。
  • アプライアンスでSSLオフロードおよび負荷分散機能が有効になっていることを確認します。
  • SSL仮想サーバーのステータスがdownとして表示されないことを確認します。
  • 仮想サーバにバインドされているサービスのステータスが[下]と表示されないことを確認します。
  • 有効な証明書が仮想サーバーにバインドされていることを確認します。
  • サービスが適切なポート(ポート443が望ましい)を使用していることを確認します。

パケットトレースからのtls1.3トラフィックの復号化

TLS1.3で実行されるプロトコルのトラブルシューティングを行うには,まずTLS1.3トラフィックを復号化する必要があります。WiresharkでTLS 1.3を復号化するには,秘密をNSSキーログ形式でエクスポートする必要があります。キーログ形式の詳細については,”NSSキーログ形式を参照してください。

パケットトレースのキャプチャ方法については,トレース中のSSLセッションキーのキャプチャを参照してください

: Citrix ADCは,各接続の秘密を,使用中のTLS / SSLプロトコルのバージョンに適した形式で自動的に記録します。

HaセットアップでセカンダリノードでCRLの更新が行われない

CRLサーバはプライベートネットワークを介してプライマリノードにのみアクセスできるため,更新は行われません。

回避策:CRLサーバのIPアドレスを使用して,プライマリノードでサービスを追加します。このサービスは,crlサーバーのプロキシとして機能します。ノード間で構成が同期されると,CRLの更新は,プライマリノードで構成されたサービスを通じて,プライマリノードとセカンダリノードの両方に対して機能します。

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