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APNデバイスポリシー

iOSおよびAndroidデバイスに、カスタムアクセスポイント名(APN)デバイスポリシーを追加できます。このポリシーは、モバイルデバイスからインターネットへの接続にコンシューマーAPNを使用しない組織で使用します。APNポリシーによって、特定の電話会社の汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service:GPRS)にデバイスを接続するときに使用される設定が決まります。ほとんどの新しい電話機において、この設定はすでに定義されています。

このポリシーを追加または構成するには、[構成]>[デバイスポリシー]の順に選択します。詳しくは、「デバイスポリシー」を参照してください。

iOSの設定

デバイスポリシー構成画面の画像

  • APN:アクセスポイントの名前を入力します。これは承認されているiOSのAPNと一致する必要があります。一致しない場合、ポリシーは機能しません。
  • ユーザー名:このAPNのユーザー名を指定する文字列です。ユーザー名がない場合、デバイスでは、プロファイルのインストール中に文字列の入力が求められます。
  • パスワード:このAPNのユーザーのパスワードです。難読化のために、パスワードはエンコードされます。ペイロードにパスワードがない場合、デバイスでは、プロファイルのインストール中にパスワードの入力が求められます。
  • サーバープロキシアドレス:APNプロキシのIPアドレスまたはURLです。
  • サーバープロキシポート:APNプロキシのポート番号です。サーバーのプロキシアドレスを入力した場合は必須です。
  • [ポリシー設定]の下の[ポリシーの削除]の横にある、[日付を選択]または[削除までの期間(日)を指定]をクリックします。
    • [日付を選択]をクリックした場合、カレンダーをクリックして削除を実行する特定の日付を選択します。
    • [ユーザーにポリシーの削除を許可]の一覧で、[常に][パスワードが必要][しない]のいずれかを選択します。
    • [パスワードが必要]を選択した場合、[パスワードを削除]の横に必要なパスワードを入力します。
  • ポリシー設定
    • ポリシーの削除:ポリシーの削除をスケジュール設定する方法を選択します。利用可能なオプションは、[日付を選択][削除までの期間(時間)を指定]です。
      • 日付を選択:カレンダーをクリックして削除を実行する特定の日付を選択します。
      • 削除までの期間(時間)を指定:ポリシーが削除されるまでの時間単位の数値を入力します。iOS 6.0以降でのみ使用できます。

Androidの設定

デバイスポリシー構成画面の画像

  • APN:アクセスポイントの名前を入力します。これは承認されているAndroidのAPNと一致する必要があります。一致しない場合、ポリシーは機能しません。
  • ユーザー名:このAPNのユーザー名を指定する文字列です。ユーザー名がない場合、デバイスでは、プロファイルのインストール中に文字列の入力が求められます。
  • パスワード:このAPNのユーザーのパスワードです。難読化のために、パスワードはエンコードされます。ペイロードにパスワードがない場合、デバイスでは、プロファイルのインストール中にパスワードの入力が求められます。
  • サーバー:この設定はスマートフォンに先行するもので、通常は空白です。標準のWebサイトにアクセスできない、または標準のWebサイトを表示できない電話機用のワイヤレスアプリケーションプロトコル(WAP)ゲートウェイサーバーを参照します。
  • APNの種類:この設定は、電話会社が想定しているアクセスポイントの使用方法に一致している必要があります。内容はAPNサービス指定子のコンマ区切り文字列であり、携帯電話会社が公開している定義と一致している必要があります。以下に例を示します:
    • *。すべてのトラフィックがこのアクセスポイントを経由します。
    • mms。マルチメディアトラフィックがこのアクセスポイントを経由します。
    • default。マルチメディアトラフィックを含め、すべてのトラフィックがこのアクセスポイントを経由します。
    • supl。SUPL(Secure User Plane Location)は補助GPSに関連付けられています。
    • dun。ダイヤルアップネットワークは古いため、ほとんど使用されません。
    • hipri。高優先度ネットワークです。
    • fota。FOTA(Firmware over the air)は、ファームウェア更新の受信に使用されます。
  • 認証の種類:一覧から、使用する認証の種類を選択します。デフォルトは[なし]です。
  • サーバープロキシアドレス:電話会社のAPN HTTPプロキシのIPアドレスまたはURLです。
  • サーバープロキシポート:APNプロキシのポート番号です。サーバーのプロキシアドレスを入力した場合は必須です。
  • MMSC:電話会社が提供するMMSゲートウェイサーバーのアドレスです。
  • マルチメディアメッセージングサーバー(MMS)プロキシアドレス:これは、MMSトラフィック用のマルチメディアメッセージングサービスサーバーです。MMSはSMSの後継で、画像やビデオなどのマルチメディアコンテンツを含む大きいサイズのメッセージを送信できます。これらのサーバーは特定のプロトコルを必要とします(MM1、… MM11)。
  • MMSポート:MMSプロキシに使用されるポートです。
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